池井戸潤「ルーズヴェルト・ゲーム」
ルーズヴェルト・ゲーム池井戸 潤 講談社 2012-02-22Amazonで詳しく見る 技術力・開発力に定評のある、青島製作所。その野球部のエースと監督が、仁義なきライバル社に引き抜かれてしまう。おりしも厳しい不況に野球部の存続は風前の灯。新監督と選手たちはどうするどうなる? 野球&企業サスペンス。...
View Articleインターネットを泳ぎ抜くために
田口和裕「ブログのすべて」ビジネスの新常識 ブログのすべて田口 和裕 ディー・アート 2006-04-26Amazonで詳しく見る ブログの借り方作り方からカスタマイズ、ブログの仕組みと活用法までを、豊富な実例とともに紹介していく本。...
View Article怪談えほん1・2
怖い絵本といえば、せなけいこ「ねないこだれだ」(#)だとツレは言う。アラサーになってから初めて「ねないこだれだ」を読んだ私は、その苦い展開に驚きはしたが、純真なこどものように恐怖することはできなかった。...
View Article黒史郎「夜は一緒に散歩しよ」
夜は一緒に散歩しよ(MF文庫ダ・ヴィンチ)黒史郎 メディアファクトリー 2009-08-21Amazonで詳しく見る ホラー小説家の卓郎は愛妻を亡くし、一人娘の千秋と二人暮らし。愛娘にせがまれ、夜の散歩を日課にする卓郎は、いつしか娘の描く不気味な女の絵に恐怖を覚え…超感覚ホラー。...
View Article椎名誠「国境越え」
国境越え椎名 誠 新潮社 2012-03-22Amazonで詳しく見る 著者の撮影した世界の写真と、イメージに合わせた小説からなる短編集。 最初の二編がややエロスだったのでたじろいだが、その後はいつものシーナ作品だったので安堵した。 印象に残るのは、思いがけない苦難の旅を綴る表題作と、カヌー行で不思議なモノと遭遇する「砂州の上の夜」。とくに後者には、あり得ざるものの異様な臨場感を覚えてぐっときた。
View Article有栖川有栖「高原のフーダニット」
高原のフーダニット有栖川 有栖 徳間書店 2012-03-16Amazonで詳しく見る 犯罪学者の火村&作家のアリスもの三篇を収録するミステリー。...
View Article伊坂幸太郎「PK」
PK伊坂 幸太郎 講談社 2012-03-08Amazonで詳しく見る「PK」「超人」「密使」の三編から成る連作集。 どれも複数の人物が時間空間を越えて絡み合う物語で、ややわかりにくい。そのテーマ性といい、エンタメというより純文学に近い趣があるかもしれない。...
View Article怪談実話コンテスト傑作選3「跫音」
怪談実話コンテスト傑作選3 跫音 (文庫ダ・ヴィンチ)加門七海、東雅夫、平山夢明、福澤徹三/編 加門 七海 メディアファクトリー 2012-04-23Amazonで詳しく見る 体験者の実在を条件とする怪談実話コンテスト第三回の受賞作+新作と、選考会抄録、選評をまとめた一冊で何度もおいしい文庫本。...
View Article隣之怪 息子の証明
亡くなっても、そばにいるよ…闘病の末、夭折した息子からのメッセージを受け取る母の話など、実話怪談の縛りゆえか、地味に感動する話が多めかしら。前半はよくある話ばかりだなあと感じたが、後半は割と楽しく読めた。山道で起きた怪異「幻想の恩」、板挟みになる悩みを描いた「悲しみの祖父」、祖母の想い伝わる「絆の糸」が特に好みだった。
View Articleポール・ミドラー「だまされて」
だまされて。―涙のメイド・イン・チャイナポール ミドラー サチコスミス 東洋経済新報社 2012-03-16Amazonで詳しく見る 中国に製造をまかせきりにした、あるアメリカ企業がいかに苦労してきたかを、実例を交えて語るノンフィクション。...
View Article久田樹生「「超」怖い話 怪賊」
「超」怖い話 怪賊 (恐怖文庫)久田 樹生 竹書房 2012-04-28Amazonで詳しく見る 不可解な怪異に襲われる中篇を中心とした、怪談実話集。 私も親から逃げている人間ゆえ、「よごれたち」が怖かった。血飛沫よりも、街中に実父がいるという現象が何より怖かった。死霊か生霊かもわからないモヤモヤが残るお話。...
View Article岡本倫「極黒のブリュンヒルデ」
極黒のブリュンヒルデ 1 (ヤングジャンプコミックス)岡本 倫 集英社 2012-05-18 Amazonで詳しく見る 高校生の良太は、幼いころ好きな娘、クロネコを自分のせいで失ったことがあった。美少女転校生・黒羽寧子にクロネコの面影を見た良太は彼女にまとわりつくが、とんでもない秘密を知ってしまい…ダークファンタジー。...
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