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土橋真二郎「ラプンツェルの翼」2・3・4

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ラプンツェルの翼〈2〉 (電撃文庫)ラプンツェルの翼〈2〉 (電撃文庫)
土橋 真二郎 植田 亮

アスキーメディアワークス 2009-05-10


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 遼一と楽しく暮らしていた奈々は、気づくと全裸で鎖につながれていた。天使になるためのテストを受けるため、さらわれたらしいのだが…生き残りをかけた、サスペンスゲーム小説。

 いやいや1巻は岩明均「寄生獣」マルパクだったので読むのやめようかとも思ったんだが、本書からは普通のゲームちっくな展開に戻っていて良かった。後藤もどきが出たら、本を放り投げる用意は出来ていたからね。
 
 ただ、肝心のゲームが今一つで、たとえば第一の試練なんか、私ごときでも出題時点ですぐに正答が読めてしまう。サプライズに乏しかったかなあ…という感じ。第二の試練は心理戦がなかなか良かったけれど、ラストが甘めなのは、やはり不満かなあ…。
 うっかり全巻購入してしまったんで一応ラストまであと二冊読むけれども、シリーズものは一冊お試し読みしてから買わんとダメだね。

ラプンツェルの翼〈3〉 (電撃文庫)ラプンツェルの翼〈3〉 (電撃文庫)
土橋 真二郎 植田 亮

アスキーメディアワークス 2009-09-10


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 天使たちが勤務するユーロランドで、クーデターが起きた。学校の友人と来ていた遼一は、否応なしに戦闘に巻き込まれていく。

 2に引き続き、ゲームテイスト全開の一冊。「寄生獣」成分はもはや消えている。1は本当になんだったんだ…。
 バラエティに富んだ出題があるんで、クイズ好きには楽しいかも。私はそうではないんでちょっと飽きてしまった…。
 2でも活躍したキサラギにスポットライトが当たるが、躁鬱激しいこの子より、ジェシカの方が好きだなあ。

ラプンツェルの翼〈4〉 (電撃文庫)ラプンツェルの翼〈4〉 (電撃文庫)
土橋 真二郎 植田 亮

アスキーメディアワークス 2010-02-10


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 3からの続きで、ユーロランド反乱編、完結。

 うんっ? なんだかあっさり終わったなあ…続きがありそうな終わり方だったけれども、わざとなのかキャラの心情に踏み込まないのと、ゲーム選択展開が続くので少し読み飽きてしまった。お姉さまがどうしてそんなに歪んだのかとか、ちょっと知りたかったんだけどな。





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