矢川澄子・訳
ホルスト・レムケ・絵
![]() | 世界むかし話〈ドイツ〉 ホルスト レムケ ほるぷ出版 1989-04 Amazonで詳しく見る |
世界昔話ドイツ編。
ドイツといえば、有名なグリム童話を思い浮かべるが、本書収録の話にはマイナーなものが多めかな? 前に読んだ同シリーズのイギリス編の方が、有名な話が多い気がした。
本書に限って言うなら、愚か者死すべしとでもいうのか、いくら善良であってもバカなら巧者に食い物にされてゆく構図があり、現実の縮図のようで、読んでいて恐ろしかった。
イギリス編と展開がまるかぶりな話が散見されたが、初出はどちらなのだろう。