ワールドワイドな怪談で知られる著者の百物語、新作登場。
本書でも、各国ならではの歴史感じさせる怪談が散りばめられている。
世界の怪談は興味深いが、読んでゾッとさせられるのは、日本の現代怪談の方かも??
私的に好みだった話を下記に。
ニ 回覧板 その人の、人柄の良さが偲ばれるお話。
十二 一見地味にも思える怪異だけれど、そこはかとなく不気味で、ジワジワくる。
十八 遺品 滑稽なビジュアルながら我が身に起きたと想像すればやはり恐ろしい。
五十三 おみやげ かわいい語り口だけにショッキング!
五十七 ウェブ会議/コロナ禍ならでは…!
六十一 警告/巡り巡って、良かったねえ。
七十七 パリのカフェ/なんとにぎやか!!