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「瞬殺怪談 刃」制作の裏側

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 瞬殺怪談、第一弾は圧倒的に再録が多かったが、今度は圧倒的な書き下ろし数+若干の再録というラインナップ。

 毎度恒例、自作解説(のようなもの)。


 神薫の執筆ぶんは書き下ろし10話+再録2話。

 

「命の輝き」病名はわざとぼかしてある。イメージ的には、セントエルモの火みたいなのかな?と思ったり(ていうかセントエルモスファイアーも、見たことがないのだけれど)。

 

「ホヤ」この話で思い出すのは、ある日yah○o!ニュースに内蔵みたいなサムネイル画像が載っていて、何のグロ画像かと思って開いたら、生のホヤだったことである。

 

「黒水」「黒便」毎回、黒髪(髪の毛)にまつわる話ばかり書いているのだけれど、その手の話ばかり集まってしまうのだから仕方がない。
ちなみに、時系列的には「黒便」→「黒水」である。

 

「あか」これは私が直接聞いたわけではない。夫が仲間から聞いてきた話の伝聞で、〆切等の諸事情もあり、直接取材はかなわなかった。

 

「他人の日記を読む」静岡怪談BARにて仕入れた話。読んでみたいと思い、件の怪談まとめサイトについて尋ねたところ、外国のサイトだそうで…英語を見ると目が滑る私は、結局読んでいない。

 

「眠ってはいけない」夫の音楽仲間から、ライブ後の打ち上げの席にて聞いた話。この方は数々の体験をお持ちなので、また機会があれば発表できると良いなあと思っている。

 

「黒髪」毎回、黒髪(髪の毛)にまつわる話ばかり(以下略)。そういえば、白髪の話も「怪談女医」に掲載されているので、あわせてどうぞ。

 

「子泣き石」わかる方にはわかってしまうと思うが、一応、地名も偽名なので…。本作の体験者は「他人の日記を読む」と同じ方である。

 

「未必の恋」(再録)初掲載時の文庫本では、原稿にもゲラにも無かった謎の誤植が出現するという怪異が起きた話。

 

「覗目」最初のタイトルは「突き目」だったが、ネタバレかと思って現タイトルに訂正した。

 

「実害怪談」(再録)ぶっちゃけ、私の体験談である。怪異は山岸凉子先生のマンガにあったように、この現実とも、夜に見る夢とも異なるあわいに発生するように思う。

 

(☆)こちらが第一弾。

 

 しかし、北極星を見上げるアザラシのように、ただ憧れるだけだった作家さま…平山夢明先生と同じ本に掲載していただけるとは、毎回、夢のような出来事だと思っている…。


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