![]() | 瞬殺怪談(刃) [ 平山夢明 ] 702円 楽天 |
書き下ろしパートの感想
「あがるさがる」動くはずのないところが動いていたとき――そんな、えもいわれぬ不安がつのる。
「焼香」その一瞬ですべてが察せられる、断罪。よほど腹に据えかねていたのだろうと思わせて、不憫だ。
「色」その色は美しいのだろうか、それともえぐく醜い色合いをしているのだろうか。
「夜のダカーポ」なんともフレンドリーな怪異!
「仕返し」LINE!○○読みと、最もナウな怪談。
「怪談」定番の、だが、だからこその恐怖がここにある。
「漏水」水は生命の源ながら、滴る音は何故不吉に感じられるのだろう。
「雨」あたたかさの嫌すぎる理由!
「印」ほんの四行ながら、半端ない切れ味。
「霊蔵庫」まがまがしい絵が脳裏に浮かぶ!