![]() | おなかがすいたハラペコだ。 椎名 誠 新日本出版社 2015-12-05 Amazonで詳しく見る |
シーナさんが主に女性誌向けに執筆なさったエッセイをまとめたもの。それゆえか、料理・食べ物ネタがいつに増して多いような気がする。
ファンとしては、ジャララカの話とかゴーマンな蕎麦屋とか、おじいちゃんそれもう何度も聞いたわよ状態のネタも多い。
だが、単行本になる度に読んでいけば、私のような記憶プールの底が抜けている読者はネタをほどよく忘れ、新鮮な気持ちで楽しめるというものである(でも、同じ本で同ネタ繰り返すのはさすがにNGよ)。
サバ缶と離婚の話では、奥様の意見がごもっともながら、エーッ、いちえさんと離婚されてしまったの??!!と無駄に(?)ヒヤヒヤ、ドキドキしてしまった♪
なんだかんだで著者の文章や世界の見方が好きなので、掲載媒体はなんでもヨイからできるだけ長ーくエッセイが出版されてほしいなぁ、なんてことを思う読後であった。