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主人公らしき孤独な少年・自称「キジ」は、夜の公園で奇妙な生き物を見つける。キジはその生物を乱暴に拉致し、「オゲハ」と名付けて飼育するが…。
事前情報を仕入れずジャケ買いしたけど正解だった！
キジがほんと嫌な野郎で読んでいてかなり苛々するけれど、オゲハ（本当はインフェルノ？）可愛すぎる。
キジは親しい友人もろくにいないようだし、生き物であるオゲハをオモチャのようにかまってみたり放置してみたり、さらって来た癖に捨てようとしたりと非常に気まぐれで、要するにまだお子チャマなのだろう。
しかし、インプリンティングのせいか、キジの如き救いようのないガキンチョにもなつく健気なオゲハであった。
モンスター娘とか、人外っ娘好きならおすすめ。また、ホラー要素も少しあり、「HUNTER×HUNTER」のキメラアントとかが好きな人なら楽しめるんじゃないかと思う。
ここからちょこっと内容に触れるので、未読の方はＵターン推奨。
謎の多いオゲハだが、仲間（？）らしき芋虫からは「インフェルノ」と呼ばれている。なんと、その名も地獄ではないか。
芋虫が人間から何かを「吸っ」て言語を駆使するようになったということは、人語を解するオゲハも既に人間を吸っているのだろう（おそらく、公園にいたホームレス）。
今後、どんなに（キジとか、人類にとって）悲惨な展開が待ち受けているのか、オラ ワクワクしてきたぞ！！
（もしかしたら、キジの成長物語で無難な展開に落ち着くのかもしれないけどねー）