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鏡貴也「黙示録アリス」1・2・3

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黙示録アリス (富士見ファンタジア文庫)黙示録アリス (富士見ファンタジア文庫)
鏡 貴也 加藤勇樹(アークシステムワークス)

富士見書房 2013-11-20


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 少女が「迷宮病」を発病すると、その地域は迷宮となり、そこに住む人々は死に絶える。「世界を救うため、魔法を使って少女を殺す」特殊学校に入学した真之介だが、彼の本当の目的は最難関の迷宮化した妹を救うことだった。魔法バトルファンタジー。

 会話が多いこともあり、めちゃめちゃ読みやすい(早く読める)。

 作者が同じだから当然なんだけれど、絶望してヒネまくった主人公と、フレンドリーかつ謎めいた脇役たちの醸し出すムードが「終わりのセラフ」と似ている感じ(真之介→グレン、白→深夜みたいな)。
 でもまあそれよりも、「魔法少女まどか☆マギカ」の魔女化を濃厚に想起させるかも。迷宮→魔女空間っぽいし、魔女化してからの方が、べらぼうに強いところとかいろいろ。

p.s.イラストは上手いし可愛いのだが、本文によるとピアスっぽいというヘッドホンファズについてクローズアップしてほしかった。ちょっと魔法器具の形状イメージがしにくかったので。あと、群青は碧眼なんじゃなかったっけ…赤瞳だと白とかぶってしまうような…。

黙示録アリス(2) (富士見ファンタジア文庫)黙示録アリス(2) (富士見ファンタジア文庫)
鏡 貴也 加藤 勇樹

KADOKAWA/富士見書房 2014-03-20


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 身近な人物の発症に戸惑う真之介たちチームだが、友人を救うため、勝目の薄い戦いに飛び込むことに。裏切りに満ちた2巻。

 ツンデレ群青可愛いと思ったが、真の最強ツンデレは●○介だったなんて!!
 女の子(キリも群青も)も可愛いし、白と真之介の馴れ合いもいい感じで楽しいのに、この展開はー!!
 しかし、1巻の難易度といい、ラストヒロインの片割れの意外な言動といい、毎回でっかい裏切りを仕込んでくれるラノベだよ。

黙示録アリス (3) (富士見ファンタジア文庫)黙示録アリス (3) (富士見ファンタジア文庫)
鏡 貴也 加藤勇樹(アークシステムワークス)

KADOKAWA/富士見書房 2014-07-19


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 群青可愛いよ群青。
 群青と真之介のイチャイチャ(?)がたくさん見られて眼福だった。ただ…ラストは最大の裏切りが待ち構えていて、これもう収拾つかないんじゃ?

 続編が出たらもちろん読むけれど、今のところは(まだ?)4巻は刊行されていないようだ。しかしあまりにもビックリラストだったので、これでシリーズが終わりでも驚かない。


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