![]() | さらば新宿赤マント 椎名 誠 文藝春秋 2013-10-08 Amazonで詳しく見る |
長年続いてきた週刊文春の連載も、最終回だという。
著者の大ファンとしては寂しい気持ちだけれど、滅茶苦茶ご多忙のご様子、これで〆切が一つ減るのは健康に良いのではないか…とも思うのだった。まあ、ナマコシリーズなど、別媒体でエッセイを読めるのは救いだ。完全になくなってしまわれたら困るので…。
しかし、さすがにネタ不足は否めない。シーナ節は面白いだけに、ケンカエッセイの宣伝と、蛇の話が何度も出てくるのは残念だった。チビチビ読む分には気にならないだろうが、通読するとネタかぶりが目立ってしまう(ナマコなど他社エッセイとかぶるのならまだ仕方ないけど、一冊の本に同ネタが二回載るのはちょっと…)。
なんだかんだ言っても、シーナさんの文をまだまだ読みたい気持ちは揺るがない。次なるエッセイも楽しみにしたい。