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武装国家ショルゴールに占領された日本。日本人は差別され、至る所で虐殺・凌辱されていた。そんな中で、野武士の如き男・クロと日本人とショルゴールの混血である沙羅は、ひそかに友情をはぐくむが…。
うーわー娼婦たちジェノサイドー。沙羅がけなげでひたむきで、切なくて見ちゃいられない。少女が可愛く、女性は美しいだけに、起きる悲劇がよりいっそう心に迫る。
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ショルゴールの軍人幹部を父に持つ少女・エレノアの使用人となった沙羅。果てしないイジメとシゴキの中、折れない沙羅にエレノアはいつしか惹かれていき…。
クロのツンデレなところが見られたり、エレノアの…………なシーンがあったりとサービス満載の巻。相変わらず沙羅の運命は波乱万丈で、一寸先すらもわからないのがエキサイティング。
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日本人への反感が高まるショルゴール人に囲まれて、沙羅、大ピンチ!
今回はきつい内容であった。ギリギリで間に合ったが、沙羅がトラウマ級の酷い目に遭うのである。沙羅にときめくエレノアも日本人排斥運動に巻き込まれ、少女たちは手を取り合って逃げるのだった…。
クロが強すぎて(「ゆうやみ」のヤヨリさんより強い)、カタルシスはあるものの物語のバランスが崩れないか少々不安になってきた。が、作者の物語力は半端ないので、アッと言わせる展開が今後待っているのだと思う。本作は、今現在連載中の作品において、一番熱い漫画の筆頭である。
1巻の感想はこちら。
http://ameblo.jp/bookfed/entry-11198131117.html