![]() | 悲惨伝 (講談社ノベルス) 西尾 維新 講談社 2013-06-27 Amazonで詳しく見る |
地球と戦う戦士・空々空は四国に潜入、魔法少女の一人と共闘するも、黒衣の魔法少女襲来により離ればなれになってしまう。そして、彼は新たな魔女に出会い…「悲鳴伝」「悲痛伝」に続くシリーズ第三弾。
前作よりはまわりくどさがマシなものの、序盤から100p近く無駄話をしながら女の子の足をもんでいるだけなので、危うく挫折するところだった。おしゃべりの中にも伏線がほのめかされてはいるのだが、あまりに展開が遅いのだ(愛媛では水道からオレンジジュースが出るの?なんて話しているし…)。
200p頃にはやっと新たな魔法少女が出てきて、ようやくスリリングな展開になるも、その後登場する新キャラ・鑿が展開を遅らせるという密命を帯びているとしか思えぬまだるっこさで、またもイライラ感MAXに。
だが、パンプキンとシャトル、久々のストロークにより謎が深まり、鑿の意外な能力も相まって物語の魅力は加速していくのだった。
続刊も読むけど、もう少しサクサク進むと良いなあ。
しかし、このシリーズは、装丁が超絶おしゃれだね。
悲鳴伝 (講談社ノベルス)

シリーズ第一弾、感想は↓こちら↓
http://ameblo.jp/bookfed/entry-11288060827.html
悲痛伝 (講談社ノベルス)

シリーズ第二弾、感想は↓こちら↓。
http://ameblo.jp/bookfed/entry-11498438707.html