![]() | 僕は友達が少ない ゆにばーす2 (MF文庫J) 平坂読 アサウラ あさのハジメ 岩波零 白鳥士郎 鏡貴也 みやま零 メディアファクトリー 2013-02-22 Amazonで詳しく見る |
ラノベ作家たちがレーベルを越え、「はがない」世界を描くアンソロジー第二弾。イラストも収録。
アサウラ「鳥と豚」
ぶっちゃけ、誰もが思っていることをやらかした小説なんだけど、なんだろう、このグダ感は…小鷹語りながら、いつものヒロイン絶無でキャラが暑苦しい男子トリオがしゃべり倒すので、アンソロジーとして期待した内容ではなかった。著者の他作品を既読なら、意味がわかるらしい。
あさのハジメ「俺たちにはまだちょっとレベルが高い」
部室を飛びだした後、星奈はいつもどこへ行っているのか?と妄想する作品。フルヒロインのりのり。目新しさはないが、キャラ完コピ、まるで平坂読の影武者が書いたかのようだ。
岩波零「理科のせいで俺の様子がおかしい」
理科の怪しい実験に付き合わされる小鷹。これぞエロ妄想の見本、という感じで、読んでいて照れる。
白鳥士郎「部長選挙」
星奈と夜空の一騎討ち。やっぱ小鷹はズルく、星奈は可愛いが可哀想で、夜空はドSのイジメっこだと再確認した。
鏡貴也「伝説の小鳩の伝説」
短いながら、キュートな作品。小鳩の語りが新鮮。あの娘なら、頭の中はホントにこんなかも…と思わせてくれる。
平坂読「鍵」
「生徒会の一存」とのコラボノベル。はがないの魅力を引き出しながら、生徒会の世界に絡んでいく手腕はさすが手練れ。葵せきなバージョンもついでに収録してほしかったなあ。
ゆにばーす1の感想はこちら。
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