![]() | 創作の現場から (集英社文庫) 渡辺 淳一 集英社 1997-02-14 Amazonで詳しく見る |
著者のデビュー、そして、人気作家となってからの創作の手法を惜しみなく語っていくエッセイ。
私はかの有名な「エ・アロール」くらいしか読んでおらず、しかもその作品がいまいち気に入らなかったのだが、なぜ本書を読んでいるのかというと…創作の妙味を知りたいから、なんだな。
文学同人誌からのデビューが多かった時代のことゆえに、現代には当てはまらぬこともあるかと思うが、小説の発想法や組立方は膝を打つものがあった。
特に、著者と同ジャンル(大人の恋愛もの)を書きたいと願う人には大いに参考になるだろう。