 | 怪物王女(20)限定版 <完> (プレミアムKC) 光永 康則 講談社 2013-04-09 Amazonで詳しく見る |
不死鳥の子供たちによる王位継承争い、ついに決着？！ 血の戦士から炎の戦士にグレードアップしたヒロの選択は…完結巻。
長い物語だが、面白さゆえに長さを感じさせなかった。とくに女性キャラたちが秀逸で、彼女らと別れるのは非常に寂しい（南久阿には別作品で会えるけれど…）。
ずいぶんあっさり決着がついたけれど、シルヴィアの明かす衝撃の真実からすれば、ハッピーエンドを迎えるにはこれしかなかっただろう。ラストの台詞がピタリと決まっており、かっこいい終わり方であると思った。
私はイラスト（シリウス掲載のカラーをまとめたもの）＆作者による全話解説付きの限定版を購入したのだが、ファンなら通常版よりこちらを購入すべき。全話解説は裏設定や連載中に違ってきてしまった構想に至るまで描かれていて、（まあ、マンガだけでもわかるのだけれど）漫画本編を補完する内容であり、非常に興味深い。
近い未来にまたリザたちに会えると良いなあ…（願望）。