![]() | 真夜中の探偵 (特別書き下ろし) 有栖川 有栖 講談社 2011-09-15 Amazonで詳しく見る |
探偵行為が禁止された日本で探偵業をしていた父が逮捕されてから、ソラは一人暮らしをしていた。父に替わって行方不明の母を探すため、ソラは探偵を目指すが。
「闇の喇叭」続編、探偵が犯罪となる設定をあらかじめ知っていたせいか、前作よりも面白く読めた。
個人的には、同僚書店員の事情に想像を巡らせたソラが、真実を知って自らを恥じるシーンが好きだ。
推理につきまとうミス、少ない材料から決めつけ誤推理に至ることって、名探偵未遂の人にはあるはずのことだから、リアルに感じた。
まだまだ謎多い物語ゆえ、続刊も追ってみたいと思う。