![]() | バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫) 井上 堅二 葉賀 ユイ エンターブレイン 2007-01-29 Amazonで詳しく見る |
勉強が不得手なバカ男子・吉井明久は、振り分け試験の成績により生徒がAクラスからFクラスにまで分類される、文月学園の二年生。本人以外は予想通りなクラスに振り分けられた明久だが、なんと同じクラスにはなぜか成績上位の美少女が…?!
同ネタ多数と思うけど、序盤のクラス格差を見ていて昔流行ってたテレビのバラエティ番組人気コーナー、『芸能人格付けチェック』を思い出したわ…、要するに主人公たちは映す価値なし芸能人みたいな立場の高校生なわけね? そんで試召戦争なるものを、上位クラスに仕掛けていくと。
テスト問題を随所に模範解答&バカ解答とセットで載せていくところが新機軸なのかしら。私にはテストのバカ解答より、Fクラスの名もなき面々のバカなつぶやきの方が楽しかったなあ。テスト回答はコンビニで売ってる珍答集の方がおもろいからねー。
コミカルな会話は面白いんだけど、素で親友を殺そう(ひどい目に遭わせるのではなく、包丁で腹を刺そうとする。結局は失敗するのだが)とする主人公にドン引きだ。美少年とはいえ、なぜこんな男がモテるのだろう、理解に苦しむわ。坂本の方がカッコよいのと違うかな。
主人公がいまいち好きになれんけれど、漫才っぽい会話のノリはいいので続きも読んでみる予定。
p.s召喚獣って頭身低い小人みたいなのね。読む前はドラゴンみたいなのかと思っていた。