Image may be NSFW. Clik here to view. ![]() | ひとり百物語 怪談実話集 悪夢の連鎖 (幽ブックス)Image may be NSFW. Clik here to view. ![]() 立原透耶 メディアファクトリー 2012-12-07 Amazonで詳しく見る |
霊感を持つ作家が集めた百物語シリーズ、第四弾。
いやあ、楽しいな!ぞぞっとするんだけど、センス・オブ・ワンダーにあふれていて、やはり怪談は楽しい。それって思いこみじゃない?とか、ただの夢なんじゃない?みたいな思考はしまっておいて、この[あなたの知らない世界]にどっぷり浸ってしまいたい。
装丁もたいへん良く(このシリーズは造本に凝っていていつも素敵なのだけど)、カバー画の意味がわかるとき、皮膚が粟立つような感覚を覚えるほど。
私のお気に入りを下記に。
「第四夜 帰ってくる」感動系で良かった。
「第二十三夜 地下の喫茶店」実在人物も出てきて迫力。
「第二十四夜 地震博物館」すさまじい悲しみ。
「第二十七夜 絡みつく」ああやはり人が一番怖い。
「第三十八夜 料理」ぜひそこに行ってみたい。
「第四十五夜 切る」私も過去にそういうこと、思ったことがあったりして…ホラ髪って脳に近いでしょ、思考が漏れたらやだなーみたいな。
「第六十夜 帽子をかぶった影」意味がわかるとき、なんともいやぁな気分に包まれる。
あと、伝染する話は話の内容自体は不気味なだけなのだけど、見聞きして障りがあるということが恐ろしかった。