![]() | CLAYMORE 22 (ジャンプコミックス) 八木 教広 集英社 2012-06-04 Amazonで詳しく見る |
組織に離反したミリアたちの前に、蘇った元ナンバー1三人が立ちはだかる。戦いのさなか、記憶を取り戻した【塵喰いのカサンドラ】が覚醒し…緊迫の22巻。
面白いなぁ。長く続くマンガはダレることがあるけれども、本作はほどよい緊張を保っていて良い。
22巻では歴代最強アンバー1が一気に三体覚醒し、それぞれ美しくも奇怪な姿をお披露目してくれる。
機知に富む戦いが読み応えある一冊だった。
【注】ここから少し内容に触れるので、未読の人は回避願います。
カサンドラは【鮮血のアガサ】のように、元の人の姿を残すタイプ。
ロクサーヌはダフのように、硬質で巨大。
そして、【流麗のヒステリア】は、とても流麗らしからぬ姿に…。
ストーリーはミリアと仲間たちVSヒステリア、カサンドラVSロクサーヌ、ラキと見習いたちVS組織が絡み合いながら展開していく。それらがラスト、一つに収斂するさまはなんとも美しい。
見どころはカサンドラとロクサーヌの深淵バトルで、人間時代からの因縁も加わって非常に面白かった。必然の結末も良。ただ一つ難を言うならば、152p3コマ目の「三体」は「三本」の誤植ではないかと思うのだがどうか?再版の際は直していただきたい。
ともあれ、今続きが最も気になるマンガの一つである!