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真白圭「実話怪事記 憑き髪」


 軽妙洒脱な著者の怪談は軽すぎず重すぎず、サクサク読めて楽しい。

 表題作は、どこかレトロというのか、クラシカルな趣があるなぁと思ったらあとがきで納得。

 お気に入り作品を下記に。


引っ越し祝い/怪異自体は地味なのだが、いかにも身の回りで起きそうなそれはとても不気味だ。


幽体離脱/ボーダーラインの揺らぐさまが恐ろしい。


乗り換え/男性には乗らないのかな??


迷い家/因縁を知りたくなる!


静止/その一瞬、映像で見てみたい。怖さの理由に納得。


調光/こちらもまた、怪異の一瞬が鮮やかで興味深い。


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