著者の作品は以前、呪い●シリーズで読んだことがあったのだけど、とくに記憶には残っていなかった(すみません)。だが、本書の面白さといったら!望外の喜びだった(偉そうでスミマセン)。
著者の弟さんが古物商だそうで、店での売買に伴う体験が非常にリアルで素敵。
私的お気に入りを下記に。
古着物/自分もかつて中古着物の怪談を聞いたことがあるので、興味深く読んだ。
思い/好意が変質してしまうと、おぞましき怪異に…。
屋根裏部屋/怖かわいい。
じゃない/じゃないー続く/不敵な怪異、連作。正体が気になるところ。
天使の輪/ええ話や〜!
明日は必ず/社畜の果てが悲しすぎる…!
樹海のてんまつ/最後の一行がひんやり恐ろしい。