何を書いてもネタバレになりそうで感想が難しいが、この巻で大地と仲間たちが生き生きとしていて楽しかった。一巻では好感度マイナススタートだった彼が、よくぞここまで立派に…恋は少年を大人にする。
前巻ではツンデレどころかツンツンで、この意固地娘、ホントに助けるの…? だった天才ヒロインがちょっぴりデレて可愛い。もはや、野生動物の餌付けを見ている感覚…デレデレになる日は来るのだろうか?
今回、キツい現実と直面する主人公だか、よくあるラノベ主人公のようにアーアーキコエナーイとならないところが素晴らしい。選択しなければならないことってあるよね。たとえその幸福が誰かの不幸の上に成り立つとしても。
萌えも交えながら、巨悪がレッドへリングだった?的なヒキもあり、全く展開が読めないのがすごい。あの娘の正体も含め、続刊に早くも期待大だ。