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まるで夜見る夢のような、不思議で切なくて、とらえどころのない短編集。
いかにもこの著者らしい、ふわふわとして鮮烈な作品ばかりが収録されている。
それで終わりなの、と思った〈ななお〉に後に再会できてうれしかったり、和田明子と言われると芸能人の和田アキ子のイメージしか浮かばなくてヤバかったり、「二百十日」の真相にしんみりしたり、「ルル秋桜」のヒロインに共感したりと、素敵な読書体験だった。
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