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全員女性のゴーストバスターズ

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 かつて大ヒットを飛ばした、ゴーストバスターズのリブート作品だとか。

 リブートってなんぞや?と調べてみれば、シリーズのエッセンスを残した作り直しのことのようだ。

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 本作、謎なことにゴーストバスターズ構成員が全員女性に!

(前作で女性だった受付嬢は、男性にチェンジしている。つまり性別をひっくり返したってことね)

 不安と期待を胸に見に行ってみれば、面白くもあり、やや不満でもありの微妙な余韻をかかえて映画館から帰途につくことになった。

 

 やはり、前作のファンからすると、男性のイメージが強いので、どうも見ていて戸惑ってしまうのだ(そんな先入観をお持ちでない方はどう見たのか、気になるところではある)。

 

 そして、映画の全体にまぶされた、コッテコテのウェットなアメリカンギャグがいけない。ギャグセンスが合わないと、これはもう苦痛のレベルである。

 いくらなんでも、こんなにフザケまくっている人間はいないだろう。そりゃ、前作でもヴェンクマン博士はけっこうジョークを飛ばしていたけれど、残るメンバーは生真面目だったからなぁ…。

 

 金髪かわいこちゃんがあり得ないレベルでアホすぎるのも、面白いというよりストレス増大に拍車をかけるばかりだった。

 緩急なく全員が(アメリカンセンスの)ジョークを飛ばしまくっていると、面白さのツボがわからない(ただ、字幕であることを差し引く必要はある。ネイティヴならもっと楽しめるのかも)。

 

 あと、敵が小さくなったことも残念だった。旧作のように邪神ではなく、ひとりのテロリストなのだから。まあ、これはハイジャックが飛行機を建物に衝突せしめたり、テロリストが爆弾を自らに巻いて人込みで爆破してみせる、現代ならではの恐怖を反映しているのかもしれない。

 

 不満もあるけれど、なんだかんだでジャキッと四人がそろって銃を構えるシーンはカッコよかったね。

 

 

 こちらのサイトによれば、往年の名優がカメオ出演していたとか。全く気付かなかったなぁ…。


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