![]() | 産廃Gメンが見た 食品廃棄の裏側 石渡正佳 日経BP社 2016-06-02 Amazonで詳しく見る |
スーパーで売れ残った生鮮食品、レストランの食べ残しはどこへ行くのか…現代日本の廃棄物処理問題を斬る一冊。
ミートホープ、ダイコーなど廃棄物を食品として転売するなど、不正の目立つ昨今、タイムリーな本だと思って読んでみた。
著者の産廃Gメンとしての活躍には前著があるので、そちらから読んだ方が良かったかな。事例を挙げる前半はともかく、産廃処理業界の問題を指摘し、改善点を示す後半は知識のない素人には理解が難しかった(頭のイイ人なら大丈夫だろうけど…)。意義深い書なので、業界人なら必読であろう。
そして、原発5基分の発電能力を持つという産廃焼却による熱を利用した発電、なぜ普及しないのだろう?設備投資の問題?
しかし、揚げ油を何度も使いまわすのには、唖然ぼう然。某ファミレスで揚げ物食べると私は嫌なゲップが止まらなくなるのだけど、それって、古い油を使っているからだったりして…?