![]() 怪談四十九夜 [ 我妻俊樹 ]
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こちらは4/28発売の竹書房文庫です。
黒木あるじ先生監修「怪談四十九夜」に、わたくし五話寄稿しております。
恒例の自作解説!
「ドアとドア」2015年、静岡で開催された怪談BARにて聞いたお話。
無限回廊とはこういうものかと印象深く拝聴したのだが、いざ書いてみれば体験者の興奮がなかなか伝わらず、苦戦した。
「彼氏の仕事」これも静岡怪談。
葬儀社と怪異の因縁等は、まったくもって不明。
「赤と黒」こちらは静岡のミュージシャン、R氏よりライブ後打ち上げの場で拝聴したお話。
もし書く場合、名前はどうしましょう?と伺ったところ、「本名でいいよ!」とご即答。そのようにさせていただいた(先輩はさすがに仮名)。
ちなみに、このとき同席してらしたミュージシャンA氏からいただいたのが、「獄・百物語」に収録された「ダブルフェイス」である。
「バイバイン」こちらも静岡ご当地怪談。
今年一月、陰陽師さんによる家のお祓いを見学に行ったところ、その席で急きょ怪談会が始まった。そこでいい話だなぁと思ったので、いただいたお話。
話に感心するあまり、肝心の猫の毛色柄を尋ね忘れたのが残念。一色だったのか、いろいろな色だったのか…。
「婆汁」静岡怪談BARでいただいたお話。
このときの怪談会ではいろいろプチ怪異が起こったのだが、またそれを公開できればな、と思う。