 | 男こそアンチエイジング 伊藤和弘 日経BP社 2015-11-20 Amazonで詳しく見る |
薄毛からEDまで、それこそ頭の先から下まで男性のアンチエイジングを追究する本。
女性向けのアンチエイジング本は多々あるが、まるごと一冊男性向けというのは珍しいのではないか。
しかも、世間の噂などではなく、著者が実際に医師に取材し、医学的にエビデンスある若返り（＊）法のみを掲載しているので安心。「赤いものを見ると血中の男性ホルモン値が上がる」など、一見マユツバにしか思えない話にも科学的根拠があるというのだから、恐れ入る。
取材のみならず、著者の体験談もあるため、男性読者には身近に感じられるのではないだろうか。
（＊）若返りというよりも、若さを保つ…という方が正確かな。しかし、アンチエイジングには適度な運動と睡眠、バランスのとれた食事、ＵＶカット、ストレスを減らすことが大切で、近道はないようである。
若さにこだわるというより、生き生き元気に暮らしていきたいミドルエイジの男性向けの本といえるだろう。
東京駅近くに総合メンズクリニック（保険はきかない）もできたそうで、この分野の一層の発展が望まれる。