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幾谷正「アーマードール・アライブ」

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アーマードール・アライブ 死せる英雄と虚飾の悪魔 (講談社ラノベ文庫)アーマードール・アライブ 死せる英雄と虚飾の悪魔 (講談社ラノベ文庫)
幾谷 正 ひよこ西

講談社 2014-05-30


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 機械の神たるゲーティアの歌を聞いた人工知能は、人類に刃向う存在となってしまう…そんな世界で戦う主人公は、愛機と身分を失って、名声を隠して訓練生からやり直すことになる。しかし、パートナーとなる人工知能フェレスになじめず…ロボットバトルラノベ。

 戦闘機たる人型ロボットに女の子型人工知能が搭載されていて、アバターとして一緒に暮らせちゃったりもする…それって、ファティマだよね??と思ってしまう☆☆☆☆☆物語信者のわたくし。

 デビュー作よりも物語に起伏はあるが、どうにも斜に構えた主人公(でも、精神年齢は幼い)が好きになれなかった。「味噌」もそうだったが、講談社ラノベ文庫では割と主人公と相容れないことが多いみたいだ(好みの問題?)。
 お色気教官のツンツンなキャラや、うざかったフェレスの印象が様変わりする真相は良かっただけに、主人公のいじけ(あと、世間離れ)ぶりが気になってしまった。

 私は人外ヒロイン大好きなんで、七つの大罪の他の娘も見てみたかった気がする。


 本作は昨年、著者と出版社の間でトラブルがあったとして、不幸な形で話題となった。
 現在は著者自身がKindle書籍として頒布中(書籍版から絵師を変更したようだ)。
アーマードール・アライブⅠ: 死せる英雄と虚飾の悪魔
アーマードール・アライブⅠ: 死せる英雄と虚飾の悪魔

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