![]() | なりたい 畠中 恵 新潮社 2015-07-22 Amazonで詳しく見る |
しゃばけシリーズ、もう、十何冊目だろうか。あいもかわらず若だんなは病弱で、兄やさんたちは過保護の心配性とワンパターンなのだが、キャラクターに愛着がわいて新作が出るとついつい読んでいる。
本書は、最近のシリーズの中では割とミステリに振れた感がある。謎(困ったこと)が提示され、若だんなと愉快な妖怪たちが解決していくという筋書き。
マンネリでもこのまま、ゆったりまったり続いていてほしい気持ちはもちろんあるし、どこかで病弱&過保護無間地獄にケリをつけてほしい気持ちもある。
最近(といってもここ2冊くらいだが)、やたら若だんなの来世が示唆されるのが不安。まあ、若だんなの今生の終わり=シリーズの終わりではないのだろうけど。