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外薗昌也「鬼畜島」同人誌が怖い!

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先日の創作同人誌即売会コミティアにて、外薗昌也「鬼畜島」の同人誌が発売された。
コミティアは基本、一次創作のみ(二次創作・パロディはダメ)なので、作家本人の手による本なのである。

もちろん、コミックス3巻まで既読の私は、表紙の「R-15」表記にドキドキしながらページをめくった…。

↓冒頭のみこちらで試し読み可能↓
http://osoroshiya.com/manga/%E9%AC%BC%E7%95%9C%E5%B3%B6%E5%90%8C%E4%BA%BA%E8%AA%8C/

驚いたのが、作画クオリティ。
プロの手によるものであっても、同人誌にはエンピツ描きのラクガキの如き作画の本などザラにあるものだが、本誌は商業コミックスとみまごうばかりの密な画面なのだ。
B5の大画面で殺戮が展開。
それだけでもファン必携アイテムといえるだろう。


ストーリーはというと、昨今twitterなどネット界隈をにぎわせているような、ファッションストの若者たちが愛を叫ぶ。

そんなバカ者若者らを、鬼畜島の殺人鬼ファミリーが惨殺していくのだが、これがなんだろう、コミックスでは一応被害者側の立ち位置で読んでいる私だが、本誌に限っては殺人鬼に感情移入、もっとヤレ殺れと心の中で煽ってしまう始末。


ここまで読んで来て、同人誌で初めて豚男カオルくんを可愛いと思った(爆)
アホ女の叫ぶ愛とは別物かもしれないが、島の家族にはそれぞれ(家族間に限って)思いやりがあり、そこには確かな家族の絆、強い家族愛がある。

読者の価値観がでんぐり返ってしまう、グロなのに不思議な爽快感もたらしてしまう漫画に、あなたはついてゆけるだろうか…?


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