以前話題になったラノベを今頃読んでみた。
その名も…
![]() | パンツブレイカー (一迅社文庫) 神尾 丈治 丸ちゃん。 一迅社 2011-11-19 Amazonで詳しく見る |
主人公の正幸は神社でエロ本を拾い、Hな祈りをささげたことを機に《半径2m以内に入った者のパンツを消す》能力を授かってしまう。
これだけ見ると、エロまっさかりなティーンの少年がパンティ消してウハウハなんだろーと思うが、トランクスからふんどしまでも消してしまうので、彼自身もノーパン生活を余儀なくされるのだという。デニム穿くときのキムタクじゃないんだから、毎日それじゃツライわな。
あと、パンツブレイカ―というくらいだからビリビリになって落ちるのかと思ったら、光って消えるのだそうである。
読む前は「超能力学園Z」(*)みたいな明るいお色気作品を予想していたのだけど、主人公の能力に耐えられず一家離散していたり(ブラコンの妹を除く)、案外暗いお話である。
メイン(?)ヒロインの影那もネクラっぽいし、瞳はヒステリックだ。そんな中、サンダーの明るさだけは闇を照らす灯台のようだった。
![]() | パンツブレイカーG (一迅社文庫) 神尾 丈治 丸ちゃん。 一迅社 2012-05-19 Amazonで詳しく見る |
能力の実験のため、影那に孤島に誘われる正幸だが、ヒロインズがどやどやついて来て…まさかの続編。
後半は超能力バトルが展開し、前作よりは盛り上がる展開となった。しかし、ラノベのお約束とはいえやたらラッキースケベ要員にされるサンダーかわいそう。無邪気でイイコなのに。
しかし、今回もまた暗いお話である。ちょっと失明はやりすぎだと思う。
あとがきで時間がなかったようなことが打ち明けられているため、そのせいかもしれないが巻頭イラストはヒドかった。緑の水着の娘の腕が三本あるし(下書き線の消し忘れ?)、青ビキニの娘は胸の谷間のラインがあり得ないほど偏っている。あとがきの通り、納期が短かったのだろう。
(*)スカートめくり能力を持つ青年と友人たちのドタバタ超能力コメディ。最近復刻されたのか!オサイフに余裕があるときを見つけて買おうっと。
超能力学園Z [DVD]
![超能力学園Z [DVD]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B00R2O6UOC.09.TZZZZZZZ.jpg)