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はむばね「欠陥妖怪住宅」

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欠陥妖怪住宅 (徳間文庫)欠陥妖怪住宅 (徳間文庫)
はむばね

徳間書店 2013-10-04


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 何事にも熱意の持てない青年・生灯は海岸に流れ着いた人魚・ミィを発見する。彼女は泳げない人魚で、泳ぎの特訓のため生灯の家に住み込むというのだが…妖怪コメディ。

 元気いっぱい情熱系のミィが可哀想になってしまうくらい、生灯はイジワルで冷淡だ。まあ、なしくずしに同居を許してしまうあたり、口は悪くとも本音ではあまり迷惑がっていないのかもしれないが…(それとも、彼にとってはすべてがどうでもよい?)。

 生灯の体質は序盤からほのめかされるので薄々見当がつくものの、ミィとからめて八●比●●みたいにソノ肉でも食べたのかと思ったら違った、ギャフン。じゃあ、なぜそういう体質になったんだろう。昔話みたいに、生灯も忘れっぽい●神が思い出して彼のほっぺたをひっぱたいたら●ねるんじゃないか?

 メインヒロインは一途さでミィ圧勝だと思うのだが、ジャックがハバをきかせてきたのはいまいち気に入らない(ここは好みにもよるだろうが…)。
 なんだか煮え切らない生灯にイライラさせられてしまった。あとは、口裂け(本当は違う?)女の出番が少なかったのがちょっと残念。


p.s.可愛い表紙イラストに惹かれて読んだのだが、ラノベっぽく見えてイラストはカバー絵だけ、中身にはない。最近とみに増えたな、ラノベレーベルじゃないけどラノベ(っぽい本)。

 

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