![]() | 白銀のソードブレイカー (4) ―剣の絆、血の絆― (電撃文庫) 松山剛 ファルまろ KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2015-05-09 Amazonで詳しく見る |
銀髪の美少女エリザは処女神拷問なる剣をふるい、最強の存在であるはずの剣聖を次々に討ち取ってきた。彼女と行動を共にするレベンスは自らも聖剣の使い手となり、ついに最後の剣聖デュランダルとの決戦に赴く。最強・最恐の剣聖を打倒せよ!剣と魔法のファンタジー、完結巻。
今回は(今回も)剣撃の描写がすごくて引き込まれた。ラスボスチートすぎ!でもエリザもパワーアップ!!果たして!!!というところが、王道にして最大の魅力だった。
私はサンちゃん(サンデリアーナ)推しだったんだけど、今回しゃきっと(?)したエリザがとても可愛く見えた。面倒見良すぎるロリババアのヴァーさまも味わい深かったし、ツンツンのサツキちゃんにも胸キュン(あ、主人公のレベンスもがんばってましたよ…)。ルピナスの哀しい退場にも胸打たれた。
いやー綺麗に終わったなあ、と思う。展開が既刊にも増してスピーディだったので、贅沢を言えばもっと彼らのほのぼの日常も読みたかった。(ラスボスを除き)愛嬌たっぷりのキャラクターたちとお別れするのはとても寂しい。ミーナその後とか、もう少し彼らの暮らしを眺めていたかったね。
毎度、わくわくする物語を読ませてくれる著者の新作が、心より楽しみだ。