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中二病まっさかりの眼帯少女・六花と付き合っている主人公は、またもや変な女子と知り合い…。
相方が以前「中二病でも恋がしたい!」のアニメを見ていたので、声優のキャピ声が苦手な私は(ずっと聞いてると頭痛がするのだ)、なんとなく原作小説を読んでみることにしたのだった。
今回、著者あとがきでびっくりしたのが、アニメ版オリジナルキャラを小説版にも(かなり無理やりなカタチで!)登場させたということ。
しかも、それが上手くいっているとは言い難い。西尾維新の最近の「化物語」の前半のような、ちょっとかったるい会話がゆるゆると続くので、飽きてしまうのだ。
一応文化祭とか演劇とか、それなりの盛り上がりを見せるだろうとふんでいたのだけれど、淡々と読み終わった…しかも、そういうことなんじゃないのかなーと予想していた先輩ネタが当その通りになってギャフン。
この作品の魅力はイタいけど素直で可愛いヒロイン・六花だと思うんだが、2では新ヒロインに隠れて六花はサブキャラ扱いだし、今回もカノジョということにはなっているが、目立つのは旱先輩だけだ。もっと六花との関係が進展(精神的に)するといいんだけれど。
六花をもっと出してあげたらどうよ?ということで。
3巻まで読んで来て、どうも著者とはギャグセンスが合わないようだとわかった。流行り言葉(激おこぷんぷん丸)などが出てきて、一年後の今でも古く感じるため、ネタの風化が心配になってしまう。あ、でもナナちゃん先生のしゃべり方が普通になったのは良かった。
イラストは可愛いのだけれど、旱先輩は髪の毛が全部映ってるカットがほしいな。頭のてっぺんと毛先しか出ないから、文章で説明されて初めてその外見に驚いたわ。
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