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七月隆文「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件」1

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俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 1 (一迅社文庫)俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 1 (一迅社文庫)
七月 隆文 閏 月戈

一迅社 2011-11-19


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 いきなり学校からむくつけきマッチョ男に拉致され、庶民サンプルとしてお嬢様学校に連れて来られた主人公・公人(男子)。あり得ないほど世間ばなれしたお嬢様たちに囲まれ、ウハウハ学園生活を送るが…?

 今では珍しくない長文タイトルだが、発売当時話題になっていて買ってみた(今頃読んだのは、本の山から発掘されたから)。
 なんか惜しいなー、と思うのは、自分にとってこの作品は〈お嬢様学校に到着するまで〉が一番面白かったこと。出だしはどうなっちゃうの、という期待感がふくらんだのだが、そこから先はステレオタイプなお嬢様がぞろぞろ出て来るのみで、あまり興味を抱けなかった。

ハルヒ」以来(ひょっとしたらそれ以前も)、主人公とヒロインたちが個性的な部活を作るのは定番化しているが、本作もその例に漏れない。
 濃厚に「はがない」っぽいなあという印象で、ちょっと鈍いラノベテンプレな主人公は小鷹っぽいし、メインヒロイン・愛佳はマリアと夜空を足して2で割ったようだし、ライバルヒロイン・麗子は人気のある星奈のようだ。

 とはいえ、イラストは(少し胴が短いなど、萌え絵としてクセはあるが…)かなり可愛い。
 一番リアリティのないキャラの可憐がお気に入りかも。ぜひ、けしからぬ主人公を討ち取ってほしいものである。
 

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