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神野オキナ「ウォーロック・ウィッチクラフト」

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ウォーロック・ウィッチクラフト (講談社ラノベ文庫)ウォーロック・ウィッチクラフト (講談社ラノベ文庫)
神野 オキナ パセリ

講談社 2014-05-02


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 高校生になったばかりのハヤトは、学校に現れた燃え盛る魔人を見る。そこにピンク髪の魔法少女が出現し、彼を「少佐」と呼んで手をつなぐが…学園ファンタジー。

FKB饗宴7」掲載の「まだ来る」という恐怖作品を読んで感銘を受けたため、同著者の作品を手に取ってみた。とはいえ、こちらはホラーではなくファンタジー系のラノベ。当然、雰囲気は全く異なる。

 基本オーソドックスなファンタジーだが、10年後の未来から選ばれた人々がタイムスリップするという設定は良かった。ヒロインは3人(敵方も入れれば5人、年増も入れれば6人)出て来るが、この中ではお嬢様な波濤が可愛かったな。メインっぽいけど空奈はイイ子すぎて、逆に感情移入ができなかったり。

 自分には銃の知識がないので、ミリタリー描写についてはよくわからず。あとがきによれば「プリキュア」からインスピレーションを得た作品とのこと。けれども、ピンク髪ツインテのヒロインや、魔法で銃を出して戦うところから、どちらかというと「まど☆マギ」ぽいと思ってしまった。

p.s.挿絵は私にとって、松山剛「氷の国のアマリリス」以来のパセリ。あれ、絵柄ちょっと変わった?女の子のまつげをミニーマウスみたく尖らせるの、やめたのだねー。

p.s.その2 いきなりダーガーの名前が出て来たので、ラスト娘三人衆が脱いだら《ついている》のかっ?!と思ってしまった。

p.s.その3 ラノベでは両親が他界していたりそろって出稼ぎ中だったりしていないことが多い。だが、本書では両親がそろっている世界となっており、珍しいと感じた。

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