泡沫虚唄
作家・黒史郎の申し子教え子さんだという。オーソドックスな怪談と見せてドンデン返しを食らわせる手法が新鮮。
「細道」ラスト二行が鮮烈。
「まとめて」これは怪奇現象…?でも、自宅でこんなん聞こえたら嫌だよなあ。
「球体人形」著者自身の体験・後日談を無性に知りたくなった。
「幽麗人」中を無性にのぞき込んでみたくなる!
「もらって」著者による7作品の中では、これが一番好みだった。台詞がとても印象的。
「カラオケボックス」これもいい話。因果を問わずにふつりと途切れるところは、往年の「新耳袋」を思わせる雰囲気。
「手」これもたいへん嫌な手である!
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