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真面目に生きて来たのに、突然幸福を奪われた実業家・トーノは、ありあまる資産を使って凄腕の女殺し屋・翠と藍(#1)を雇い、家族を殺した殺し屋の探索と殺害を依頼するのだった…。
殺し屋少女たちのアクションということで、面白そうなので読んでみた。少し癖はある(#2)が、絵もキレイ。殺意を抱いた少女がキュート系から一気に妖怪っぽくなるのがイイ。
だが…ツッコミどころも多々ある。ヤクザ組の筋肉少女がボインちゃんだとか(絵的にはその方がいいけど、筋肉つけると胸もキンニク化しません??)、オウルじゃなくてアウルじゃないかとか(そういう発音する国もあるのかな)。あと、女医がワイヤー入りのブラをつけたまま寝るのも謎(ワイヤー歪むし、金具が痛いよ)。
一番大きい違和感は、トーノの復讐劇と藍&翠が中心になるかと思いきや、途中から出て来たチビっこが主役をかっさらってしまうこと。対立するヤクザ系殺し屋たちも出て来るが、あくまでヒロインはチビっこのようなのだ。物語の発端のはずのトーノに至っては、出番はもう序盤だけで、なんと2巻になるまで全然出てこない。最初トーノ・藍・翠トリオに感情移入してしまったのに、これは肩すかしというか、読んでいて戸惑ってしまう。
(#3)なぜかと思ったら、このチビっこは作者のデビュー作のヒロインなのだった。それじゃあ、作者の思い入れ大なんだろうなぁ…。
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2巻も相変わらずチビっこ中心。もっと藍を出してほしいなああああ。
私は百合は好きでも嫌いでもないが、少(青?)年誌的節度を持った百合エロ描写があるので、ユリスキーならオススメか。
グロ描写はかなりエゲツない行為を行っているが、絵面上、肝心なところは巧くボカしたりと、少年誌的節度を持って描かれている(拷問された死体にはモザイクがかかっていたりする)ため、それほど血みどろというわけではない。
おまけ漫画がミスマッチな和み系なのも可愛らしく、続きが気になる漫画の一つだ。
(#1)コミックス1巻の表紙が藍、2巻の表紙が翠。ちなみに私は藍推し。理由は笑い声「ヒョッヒョ!」が変わってて可愛いから。
(#2)手が少し細長かったり、胸が上つきだったり、ヒップが縦長だったりという、絵柄の
(#3)オーディナリー± (サンデーGXコミックス)

読んだら絵がラフでびっくりした。ちと読みにくかったので、今の絵柄でリメイク希望。