 | 10分間の官能小説集2 (講談社文庫) 勝目 梓 阿部 牧郎 西澤 保彦 睦月 影郎 藍川 京 南 綾子 大石 圭 蛭田 亜紗子 草凪 優 平山 夢明 小説現代 講談社 2013-05-15 Amazonで詳しく見る |
普段私は小説誌をあまり読まない性質なので（怪談特集だと買ったりしている）、収録作を読むのはこの文庫が初めてであった。
官能小説だって、イヤンどうしよう…と、エロ苦手人としては思うわけだが、トリの平山作品に関して言えば良い意味でいつも通りなのでファンは安心して読むべし。
設定からふとこの作品を想起するけれど、保身や打算でいっぱいのハスミンより、本作のヒーローの方がピュアなんだと思う、たぶん。
ポルノグラフィとして機能するのかはわからないけれど、官能：感覚器官の働きによって得られる充足感（by 新明解国語辞典第４版）、なので、本作を官能小説と謳うことは正しい。血と糞便の臭いと悲鳴の轟きを堪能いたしました。
p.s.しかし、自分と名前のかぶってるキャラが惨殺されていると、不思議とドキドキいたしますな♪