 | ちょこプリ!1.巨人になった日 (講談社ラノベ文庫) 後藤 リウ みやこかしわ 講談社 2011-12-28 Amazonで詳しく見る |
主人公が古い本を開くと、そこから飛び出て来たのはお人形サイズの女の子であった。彼女キキは、異世界のお姫様だというのだが？
ヒロイン・キキの頭が弱い…ッ！でも、異世界はずいぶんのんびりしてるようなので、これが標準なのかも。
主人公の見せ場が（ラスト以外）少ない感じだが、一巻としてはなかなかの滑り出しか。みやこかしわによるイラストも可愛い。キキはもちろん、サブキャラの猫耳魔法使い・マノアが超絶かわいらしかった。
 | ちょこプリ!2.勇者になった日 (講談社ラノベ文庫) 後藤 リウ みやこかしわ 講談社 2012-03-02 Amazonで詳しく見る |
巨人だった主人公は、今回ミクロ化してヒロインと同サイズになってしまう。
異世界と人間界を行き来するようになり、ドタバタ感がアップして楽しかったかな。
異世界出身のリリアが賢いことからして、キキが単純バカであることが明らかに。著者がＳなのか（？？）１から引き続き、キキがかわいそうな目にあいまくるので、そこがストレスフルかも。
イラストはほぼ文句なし（とくに、キモ可愛いプリンの造形が素晴らしい！）のだが、一カ所黄色いはずの洗面器がブルーに塗られていたりして…。
 | ちょこプリ!3.ひとつになった日 (講談社ラノベ文庫) 後藤 リウ みやこ かしわ 講談社 2012-06-29 Amazonで詳しく見る |
今度はキキたちがでっかくなるよ！
男子高生の夢が詰まった内容だが、もしかして本作で完結なのだろうか？？だとしたら、さまざまな意味で残念と言わざるをえない。
最終巻だとすれば、描写のほとんどがポッと出の新キャラ・ミレンと主人公との関係に費やされていて、あれっキキは、リリアは？？とやきもきする。そんな新キャラより、キキたちとの関係性を深めてほしかったなー。最終巻だとしたら、なおさら。
また、戦闘シーンもせっかく２巻で和解したプリン親子に出て来てほしいと思うし、主人公が早々に諦めてしまうがキキだけ健気なラストも、ないわー。
大人の事情があるのかもしれないが、不完全燃焼感漂う３巻であった。