![]() | 魔法使いなら味噌を喰え!2 (講談社ラノベ文庫) 澄守 彩 シロウ 講談社 2012-03-02 Amazonで詳しく見る |
いきなり新ヒロイン・リズ登場の二巻である。メインヒロイン・アルのピュアさが見所ではあるのだが、リズの一途さに圧され気味か。
セレスやマヌエラも何のために出てきたのか、出番こそあれど、今回は華がない。
作中にのめり込めない理由は、まだ魔法公国に謎が多すぎるのと、主人公に魅力がないから。
絶対的強者を知恵で倒す少年モノ王道展開はいいのだけれど、仲間を疑う(しかも、その確認方法がなんとも陰湿)主人公が全く好きになれない。これなら友人のプチホモ君の方が余程イイ男ではないだろうか。
主人公が酷い目に遭っても、ザマァとしか思えないのであった。
主人公は特殊能力持ちだけど、本人の努力で勝ち取った力じゃないしな…やはり、好感が持てない。嫌われ系主人公、もしかしたら新しい…のかも。
p.s.イラストはちょっとラフな感じだが、『金髪碧眼』というと、ラノベでは目をド緑に塗ることが多いのに、この作品は青に塗られていてその点は良かった。
1巻の感想はこちら
http://ameblo.jp/bookfed/entry-11478826443.html