![]() | 毒になる母親 キャリル・マクブライド 江口 泰子 飛鳥新社 2012-01-07 Amazonで詳しく見る |
母親に食い物にされてきた娘が、母を克服するためのハウツー本。
「毒になる親」(#)という名著があるが、その母親版というべきか。本書の特徴は、著者自身が自己愛性人格障害のような母に育てられ、辛い思いをしてきたことにある。また、同様な環境下で育ち、自分に自信がもてなくて苦しむ人々の声を多数収録している(中には、実母が姉を300ドルで性奴として男に売ったのを知った人までいる)。
日本でのこの分野は「墓守娘」シリーズの信田さよ子が有名だが、よりアグレッシヴに解決を図る海外ものは、より見るべきところが多いように思った。
(#)毒になる親…親子関係に悩む人、必読の書。必ずしも全て言う通りにする必要はなく、何かしら楽になるためのヒントを得るために読むべし。
毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社プラスアルファ文庫)
