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高校生の隼人は、幼なじみの香奈美とサイクリング中に意識を失う。気づくと丸一日が過ぎ去っており、今までの日常は失われてしまうのだった…ＳＦアクション。
メガナイクスという珪素生物が敵役で、会話の余地なき無機質な不気味さが良い感じ。
タイトルが既に壮絶なネタバレではあるが、主人公の運命がドラマチックで、とくに謎の焼死体の招待が判明するところなど、ドキドキしてしまった。
残念なのはヒロインの香奈美。照れ隠しなのか、やたらと主人公に暴力を振るうのがいただけない。松智広「迷い猫オーバーラン！」(#１)の文乃とか、マンガだと「BUSTARD！！」(#２)のヨーコのように暴力ヒロインは定番ではあるんだけど、私の好みじゃないんだなぁ…。
「脅威！メガナイクス」
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とある事故により、戦艦人間となった高校生、ハヤト。彼の秘密にライターが迫るが…シリーズ第二弾。
敵さんが今度は学校に攻めてくるんだけれども、第一弾ほどの衝撃はなかったか…ライターさんが生き生きしすぎちゃってて、ヒロインや主人公は食われてしまった印象。
主人公の内面にぴったり寄り添っていた一作目に対し、今回は少しカメラを引いて「ヒーローの背中」を撮ってみた感じか。
あと一冊、最後まで読んでみたいと思う。
「決戦！ 果てなき宇宙へ！！」
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巻頭のカラーページを開いてビックリ。そこには「黒鉄の少女ムツミ」とあるではないか。あのー、これ、戦艦人間ハヤトですよね？？と思いつつ読んでいれば、中盤で隼人中心に戻ったので、ホッ。
最終巻でいきなり新ヒロイン登場とは（二巻でもチラ見えはしていたけれど、それにしても…）何か事情があったことを感じさせる。
戦いが持ち越されたところも大人の事情を思わせ、いい終わりではあるけれど、そこはかとなくままならなさを感じさせるラストでもあった。
(#１)昔、週刊少年ジャンプに連載されていた漫画。ヒロインのヨーコはよく主人公を殴る。現在も掲載誌を変えて続いている模様。
BASTARD!!―暗黒の破壊神 完全版 (Vol.1)
(#２)ライトノベル。ヒロインが照れ隠しに主人公を蹴りまくる。
迷い猫オーバーラン! (集英社スーパーダッシュ文庫)
