![]() | シンヂ、僕はどこに行ったらええんや 喜国 雅彦 双葉社 2012-08-08 Amazonで詳しく見る |
3.11東日本大震災後、漫画家夫妻はボランティアのため宮城入りする。そこで見たもの、人とのつながりを熱いハートとクールな視線で描くエッセイ。
ウェブログを加筆しまとめた書籍だが、非常に読みごたえがあった。実際にその場へ行って人助けしている人の言葉は重みがある。重み、とはいえ中身に感銘を受けるという意味であって、写真、イラストも豊富であり文章は非常に読みやすい。
奥様のエピソードや、著者の愛犬くりかのの話もあって、ファンのみならず万人に読まれてほしい良書だ。
p.s.目力がすごいカバー写真の男性については、ぜひ本文を読んでみていただきたい。