県別ご当地怪談シリーズ、長野の怖い話である。
竹書房文庫やその他で既読の話もぽつぽつあれど、近県で起きたことと思うと興味深い。
とくに印象に残った話を下記に
ニ 無人駅舎に立つ女 女と猫の関係にモヤモヤ。不思議な読後感があとを引く。
四 ミラー越しの女 地味に感じられる怪異だが、実際に遭ったらかなり恐ろしい。
十九 マモノ沢 人も獣もおかまいなしか…。
三十三 墓地にたたずむ女 心霊譚ではないが、余韻残る。悲しみしかない…。
四十 受取人名のない小包 送る側は自由でも、送られる側は避けようがない恐怖。