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黒木あるじ・編「怪談四十九夜 出棺」

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怪談四十九夜 出棺 (竹書房文庫)
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黒木あるじ 編著

竹書房 2018-04-28


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 不肖わたくしも参加させていただいている、怪談アンソロジー第四弾。

 各作家の作品から、印象に残る一篇をあげてみる。

我妻俊樹/墜ちた話 小さな話がいくつも披露されていくのだが、そのどれもがステキに不思議で好みだった。


つくね乱蔵/祖母の布団 もったいない精神が招いた悲劇というか、生前確執でもあったのか、起きた怪異ときたらもうビジュアルが非常に恐ろしい。


宇津呂鹿太郎/深泥池の話 チンコ山で思わず思考停止してしまったけど、あるんですねそういう小山(不勉強なので知らなかった)。怪異は不気味でしかたがない!


百目鬼野干/サークル 生死の袂を分かつとも、約束を果たしにくるなんて律儀!!


城谷歩/いらっしゃいませ 知人が憑かれてしまう恐怖…。


鈴木呂亜/青い墓 なぜダメなのか気になる…!?


川奈まり子/遺されたもの 家族の秘密がおぞましいやら、せつないやら…。


富士玉女/視えない人 怖い話は視える人のものと思い込んでいたけど、まさか、視えないことでゾッとさせられるなんて…。


黒木あるじ/宮武さんの話 異様な予言がひしひしと胸に迫る。


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