![]() | 恐怖箱 禍族 (竹書房文庫) 加藤 一 竹書房 2017-06-29 Amazonで詳しく見る |
家と家族にまつわる怪異特集。
印象的な話を下記に(決定的な内容を予見させるかもなので、未読の方はご注意を)。
深澤夜「家鳴り」目の前で起きる怪異より、その中で語られる過去の話がおぞましく、恐ろしかった。
戸神重明「江都子さんの帰還」双方向体験が貴重。望まずして、変わり果ててしまうのね…。
「養豚業の家」ピ…ピッグウーマン?!映像で見てみたい。
神沼三平太「夫婦」とんだとばっちりだが、純愛と読めないことも…いや、やはり大迷惑。
渡部正和「松明」怪異が妖しく美しい。映像で見たい。
橘百花「土地縛り」護ってくれているのか、それとも…。
ねこや堂「硯箱」おんなは怖いなあ。
長くなるので割愛するが、後半は胃が痛くなるような重い呪い連発!
なんともやりきれない、忌まわしさに包まれる読後感だった。