![]() | 恐怖のお持ち帰り ~ホラー映画監督の心霊現場蒐集譚~ (TO文庫) 福谷修 TOブックス 2015-11-01 Amazonで詳しく見る |
著者が映画監督ゆえ映画業界にまつわる怪談多め、印象としては吉村智樹「恐怖電視台」(こちらは心霊よりサイコ多め)にも通じる趣がある。
実話縛りのせいなのかはわからないが(短編か長編化の違いもあるだろうけれど)、著者の小説「霧塚タワー」ほどの陰惨な恐怖は感じなかったかも。ただ、タイトルの話は男性なら恐ろしいかもしれない。
突如霊感に目覚める「十九 タイ」、酷い霊障をアッサリ明るく語るタレントこそが怖い「二十八 神隠し」、好きな向きにはたまらない「二十九 UMA」「四十 廃墟ロケハン」などが好みだった。