 | 怖すぎる実話怪談 冥府の章 (文庫ぎんが堂) 結城伸夫+逢魔プロジェクト イースト・プレス 2014-07-10 Amazonで詳しく見る |
ネットで収集されたらしく、体験者が一人称で語り出すレトロな趣の怪談集。
カテゴリ分けされた話は因果応報系多めの印象だが、いかにも身近に起きそうな怪異ばかりであった。
お気に入りは下記に。
「崖の街灯」かの有名なスポットの話。展開はありがちだが、なんともいえない臨場感がある。
「霊園の穴」ビジュアルがショッキング。
「鎮守の森」いかにも不思議な話。
「曾婆ちゃん」私も以前（＊）、亡くなった人の顔がこんな風に見えるという話を聞いたことがあるので、興味深かった。
「ホタル採りの夜」怪異が確かな存在感を持って迫りくる。
（＊）怪 異形夜話(仮) (竹書房文庫)
収録の「故姑」。