![]() | 普通の人が本を書いて怖いくらい儲かる秘術 わらし仙人 総合法令出版 2004-04-09 Amazonで詳しく見る |
書店の店長が教える、ベストセラー書籍のテーマ選びから販売促進まで。
扇情的なタイトルからなんとなく手に取った本書、中を見てビックリ!一時期流行ったブログの書籍化みたいに行空けたくさん、パッと見に本文がスカスカなのだ。しかも、独特の句読点を多用する文体がちょっぴり読みづらい。
どうやら、著者は書店の店長で人気メルマガを運営しているらしい。さらに、速読術で3万冊の書籍を読んできたとのこと。
ページの割に文章量が少な目なのであっという間に読了できたが、ムリだよ~と思うこともあり、なるほどと思うところもあった。
書籍の販売促進については、初の本が出たとき、私も近所の書店にあいさつに行ったり、営業ハガキを出したっけなーなどと、ついつい思い出にひたってしまった。結局、地元の大手チェーンT書店・Y書店・E書店の最寄り四店舗にハガキを出したが、返事を下すってPOPを立てていただけたのはY書店様だけだった。
また、本書と同じくこう出版かどこかの本にも《雑誌の本紹介コーナーに手紙を出して献本しましょう》とあったので2009年当時実行したのだが、これも新聞と週刊・月刊誌5誌に手書きの手紙と本の実物を送って全滅。返事一枚すら来なかった。出版業界は、なかなか冷たいものだと感じた出来事だった。
p.s.著者は小冊子専門販売サイト「warazon」を運営しているそうで、同人誌を出版している私はがぜん興味を持ったのだが、2014年時点でワラゾンで検索しても該当サイトはhitしないようだ。